ドイツ現代史研究関連ブログ

西日本を中心に開催されるドイツ現代史研究関連の学会・研究会の情報をお知らせいたします。

シンポジウム「ホロコースト・空襲・公民権運動:マリオン・イングラムの経験と記憶をめぐって」(最終更新:2022年4月17日)

 九州西洋史学会では、2022年度春季大会を、以下の要領で開催いたします。

 今回は、九州歴史科学研究会との共催で、「ホロコースト・空襲・公民権運動:マリオン・イングラムの経験と記憶をめぐって」と題するシンポジウムとして開催されます。

 先ごろ翻訳刊行された、ホロコースト生還者であるマリオン・イングラム氏の著書『戦渦の中で:ホロコースト生還者による苦難と希望の物語』と『平和の下で:ホロコースト生還者によるアメリカの公民権のための闘い』(ともに小鳥遊書房、2020年11月)をもとに、戦前ドイツにおける空襲やホロコーストの経験・記憶が、文字通りトランスナショナルな形で戦後アメリカの公民権運動につながる問題を、各分野の専門家をお招きして検討いたします。

 
 なお、シンポジウムに先立ち、学会総会を開催します。学会誌とともに事前にお送りする総会資料をもとに、新しい学会運営体制、新年度の活動方針・予算等をご審議いただく予定です。
 

日程:2022年4月30日(土)13時00分〜17時30分

会場:九州大学西新プラザ大会議室およびZoomオンラインのハイブリッド

会場:Zoomオンライン

 福岡県内における新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)の感染者数が依然高止まりにあることを鑑み、このたび全面オンライン開催へと移行することとなりました。

 皆さまと春の博多でお会いできないのは誠に残念ではありますが、感染対策を第一に考え、このような結論に至りました。ご理解いただけますと幸甚です。

 なお、すでに参加申込いただいた方々には改めて登録いただく必要はございません。過去に対面で登録いただいた方にも、当日までにZoomのURLをお送りします。

 

総会:13時00分〜13時30分

※ 会員限定の総会については、別途会員の皆様にご連絡します。

 

シンポジウム:14時00分〜17時30分 

ホロコースト・空襲・公民権運動:マリオン・イングラムの経験と記憶をめぐって」
 

 14時00分〜14時10分 今井宏昌(九州大学
  「趣旨説明」

 14時10分〜14時50分 北美幸(北九州市立大学
  「アメリカ・ユダヤ人と公民権運動:結節点としてのホロコースト

 14時50分〜15時30分 柳原伸洋(東京女子大学
  「ハンブルク空襲とナチ強制収容所:殺害方法の転換による「個の破壊」とその記憶」

 15時30分〜16時10分 石黒安里(同志社大学
  「アメリカ・ユダヤ人の信仰と社会への参与:Tikkun Olamの現代的展開(「世界の修復」から「社会的正義」へ)」 

 

 16時10分〜16時25分 休憩 

 

 16時25分~17時30分 総合討論

 

【参加登録】

 九州西洋史学会2022年度春季大会シンポジウム【2022年4月30日(土)】への参加をご希望の方は、以下のリンクから。2022年4月27日(水)までに参加登録をお願い申し上げます。

https://forms.gle/XesVXEZ7cr5PtqQB6

※ 参加登録をいただいた参加希望者には、開催前日までに、Zoomのリンクをお送りする予定としております(レジュメのデータも同時に送付予定)。

 

【事務局】

九州西洋史学会事務局

E-mail: kyushu.seiyoshigakkai@gmail.com(☆を@に変換してください)

http://www2.lit.kyushu-u.ac.jp/~his_west/westernhistory_home.html