ドイツ現代史研究関連ブログ

西日本を中心に開催されるドイツ現代史研究関連の学会・研究会の情報をお知らせいたします。

国境を越える史料調査とアーカイブ構築の試み:第一次世界大戦期日本のドイツ兵俘虜をめぐって

 今年は第一次世界大戦開戦から110周年です。当時、日本は中国・膠州湾の青島(チンタオ)をめぐるドイツとの戦争に勝利し、その結果、ドイツ軍とその友軍であるオーストリア=ハンガリー軍の将兵4,500名以上を俘虜(=捕虜)としました。そして設立・閉鎖時期がそれぞれに異なるものの、総計16もの俘虜収容所が日本各地に設立されることになります。

 九州大学大学院人文科学研究院では、このたびドイツ・ハイデルベルク大学からメルバー・琢磨博士をお招きし、このドイツ兵俘虜収容所に関する史料調査を共同でおこなってきました。本企画では、その成果と将来的なデジタルアーカイブ構築の展望について報告・議論します。

 

日時:2024年3月21日(木)14時00分〜17時00分(13時45分開場)

会場:九州大学西新プラザ大会議室(福岡市早良区西新2丁目16-23)or ZOOMオンライン

九州大学西新プラザ │ 交通案内

 

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登壇者

メルバー・琢磨(ハイデルベルク大学トランスカルチュラル・スタディーズ・センター講師)

今井 宏昌(九州大学大学院人文科学研究院准教授)

コメンテーター

赤司 友徳(九州大学大学文書館准教授)

 

 

 

 

 

 

 

第33回西日本ドイツ現代史学会のご案内

 第33回西日本ドイツ現代史学会を、下記の要領で開催いたします。年度末の慌ただしい時期ではありますが、奮ってご参加くださいますよう、お願い申し上げます。現在の報告タイトルはいずれも仮のものです。

 出席を希望の方、現地参加・Zoomでの参加ともに下記の登録フォームにご記入ください(受付締め切り:懇親会の手配とZoomの設定の都合上、3月15までにご記入ください。)参加希望者には開催4日前ぐらいを目安にして別途Zoom参加URLをお送りいたします。

forms.gle

 

【日時・会場】

日時:2024年3月30日(土)〜31日(日)

会場:広島大学霞キャンパス・凌雲棟R402教室(広島市内の医学部キャンパス)、ならびにZoomでのハイブリッド開催

 

【参加費】

現地参加の方は会場費として一人500円をご協力いただきますようお願いいたします。

 

第1日目:2024年3月30日(土)

開場:12:30

開催挨拶:13:00

個別報告(13:10-:報告各30分/質疑各20分

1 佐々木淳希(獨協大学

「西ドイツ「団体法」制定の試みからみる社会の民主化の一側面」

 

2 川崎聡史(獨協大学

「西ドイツ民主主義の転換点? ヘッセン州の「過激派条令」に関する一考察」

 

3 村上遥香大阪市立大学

「1980年代の東ドイツにおける外国人契約労働者について―Gruppenleiterを中心に」(オンライン発表)

 

4 福永耕人(大阪大学

「⻄ドイツにおける軍人・軍隊像をめぐる論争」(オンライン発表)

 

総会(個別報告終了後)

議題として今回は今後の西日本ドイツ現代史学会の開催方法について皆様にお諮りいたします。その後、懇親会を広島駅周辺で開催予定です。

 

 

2日目:2024年3月31日(日)

開場:9:00

小シンポ(9:15-12:40)

東ドイツ外交史研究の新展開―東アジア政策をめぐって

 日本の東ドイツ史研究はこれまで、この国に暮らしていた人びととSED体制との関係、日常生活の実態といった政治社会史に多くの成果をあげており、ドイツ統一後の移行期の社会実態についても歴史学的視点から検討が進んでいる。しかし、外交史についてはそれほど多くの研究がなされてきたとはいえない。東西ドイツ二つの国家が冷戦の影響下で分断国家として成立しながらも、西ドイツについては、多くの外交史研究が語られてきたにもかかわらず、東ドイツのそれについてはほとんど無視されてきたといっても過言ではない。この背景には、東ドイツは、ソ連に従属した立場、ないしはその衛星国であり、自律性は存在しない、それゆえこの国の外交について評価する必要はないという、西側的な価値判断からの思い込みがあったのではないだろうか。むろん、ドイツ本国においては、ヴェントカーの通史からも確認できるように、すでに東西ドイツの間での特殊な外交関係、ソ連や東欧諸国との外交関係をはじめとして、1970年代以降の西側諸国、中国やベトナムないしはモザンビークといった社会主義体制国との関係を含めて数多くの外交史研究が出されている。

 このような研究状況を背景にしつつ、本シンポジウムは東ドイツと東アジアとの関係に着目してみたい。戦後世界で冷戦のもう一つの最前線に位置していた東アジア諸国東ドイツの関係は、社会主義陣営内部での一体性、ヨーロッパと東アジアという地理的な違い、さらには各国独自の利害関心などを考えると、多面的な評価が可能であり、再評価が著しい冷戦史についての考察をさらに豊かにする可能性を持つ。

 特に今回の個別報告では、北朝鮮と中国という二つの共産主義国東ドイツとの外交関係を問題にしたい。それぞれの報告からは、共産主義国家間の外交関係の特質や1950年代後半の中ソ対立を踏まえた東側陣営内での多様な同盟・外交関係のあり方が浮かびあがるだけでなく、東側からみた場合の冷戦の実態について、ヨーロッパと東アジアにまたがる世界史的な評価を試みることができるのではないだろうか

趣旨説明・司会

河合信晴(広島大学

報告:各40分

1 川喜田敦子(東京大学

「冷戦期の東ドイツ北朝鮮関係 朝鮮戦争後の咸興復興支援を中心に」 

 

2 熊野直樹(九州大学

人民公社と大豆をめぐる東ドイツ=中国関係」

 

3 田嶋信雄(成城大学

東ドイツ=中国関係と世界政治の変動 1978-1990」

 

(休憩:11:20-11:30)

コメント:各20分

板橋拓己(東京大学

ドイツ現代史の側から

山本晶子(慶応義塾大学)

日本近現代史の側から 

討論

閉会挨拶

 

【会場・交通案内】

 霞キャンパスには広島駅南口バス乗り場Bホーム10番から出ている路線バスに乗車してください。広島みなと新線 (大学病院・県立広島大学宇品東・広島港方面)、まちのわループ右回り (段原中央・大学病院・旭町・県病院方面)。「大学病院前」にてお降りください。なお、途中停車バス停に「大学病院入口」がありますが、そのままご乗車ください。

 会場地図については下記案内図をご覧ください。

【宿泊場所】

 宿泊は各自でご手配ください。近頃の状況を考えますと早めにご手配ただいたほうが確実かと思います。広島駅周辺が移動も含めて便利です。私学共済の広島ガーデンパレスの他、ビジネスホテルも多くあります。

 

【懇親会について】

 懇親会費:有職者は7,000円、非有職者は3,000円を予定しております。懇親会への参加希望、ないしはキャンセルについては必ず3月15までにご連絡ください。当日キャンセルは参加費を申し受けることになることになりますので、ご注意ください。

 

【当日のゴミについて】

 会場での飲食は可能ですが、ゴミについては各自でお持ちかえりいただきますよう、ご協力をお願いいたします。

 

物語 東ドイツの歴史-分断国家の挑戦と挫折 (中公新書)

政治がつむぎだす日常―東ドイツの余暇と「ふつうの人びと」

歴史としての社会主義: 東ドイツの経験

東欧からのドイツ人の「追放」:二〇世紀の住民移動の歴史のなかで

ドイツの歴史教育

引揚・追放・残留―戦後国際民族移動の比較研究―

ナチズム・ホロコーストと戦後ドイツ (現代ドイツへの視座―歴史学的アプローチ2)

ドイツ国民の境界: 近現代史の時空から

麻薬の世紀: ドイツと東アジア 一八九八-一九五〇

ドイツ=東アジア関係史 1890-1945──財・人間・情報

政治史への問い/政治史からの問い (法律文化ベーシック・ブックス)

極東ナチス人物列伝: 日本・中国・「満洲国」に蠢いた異端のドイツ人たち

ナチス一党支配体制成立史序説―フーゲンベルクの入閣とその失脚をめぐって

社会主義の世紀―「解放」の夢にツカれた人たち

日本陸軍の対ソ謀略: 日独防共協定とユーラシア政策

ナチス・ドイツと中国国民政府―一九三三‐一九三七

ドイツと東アジア 一八九〇-一九四五

戦後日独関係史

ナチズム極東戦略―日独防共協定を巡る諜報戦 (講談社選書メチエ)

歴史のなかのドイツ外交

黒いヨーロッパ――ドイツにおけるキリスト教保守派の「西洋(アーベントラント)」主義、1925~1965年

中欧の模索 ドイツ・ナショナリズムの一系譜 (創文社オンデマンド叢書)

分断の克服 1989-1990 ――統一をめぐる西ドイツ外交の挑戦 (中公選書)

アデナウアー - 現代ドイツを創った政治家 (中公新書)

複数のヨーロッパー欧州統合史のフロンティア

現代ドイツ政治外交史:占領期からメルケル政権まで (Minerva Modern History)

第32回西日本ドイツ現代史学会のご案内

 以下の要領で、2023年3月26日(日)・27日(月)に、第32回西日本ドイツ現代史学会を開催いたします。対面とオンライン併用のハイブリッド方式になりますが、せっかくの機会ですので、是非対面でご参加ください。昼食会とエクスカーションにもご参加いただければと思います。春の神戸でお会いできますことを楽しみにしております。


 お申し込みは、下記のリンクからご登録ください。なお、運営の都合上、2週間前の3月12日までにご登録いただけますよう、お願いいたします。

 

docs.google.com

【日時・場所】

日時:2023年3月26日(日)〜27日(月)

場所:神戸学院大学ポートアイランドキャンパス B207講義室(B号館2階)

形式:対面(Zoomによる同時中継のハイブリッド)

 

第1日目:2023年3月26日(日)

自由論題報告(13:00~17:00)*タイトルは変更される可能性があります

・13:30~14:10 山﨑 晧平(早稲田大学・院)
 「テオドア・シーダーと東方研究―民族史から構造史への転換をめぐって―」


・14:10~14:50 山本 晶子(慶應義塾大学・院)
 「戦時下日本におけるナチズム宣伝の展開―カールフリート・グラーフ・フォン・デュルクハイムの活動を事例に―」


・14:50~15:30 土肥 有理(明治大学
 「反ファッショ委員会の活動と担い手に関する検討―ライプツィヒを主要事例として―」


<休憩時間10分>


・15:40~16:20 冨岡 昇平(東京大学・院)
 「東ドイツ教会系環境運動の誕生―「ヴィッテンベルク教会研究所」の動向を中心に―」


・16:20~17:00 川﨑 聡史(東京大学
 「1960~70年代のフランクフルト行政の民主性―都市再開発と抗議運動への対応を例に―」

 

 

第2日目:2023年3月27日(月)

書評会(10:00~12:30)

「『人種主義の歴史』をめぐって―ドイツ史からの応答―」
 *書評本 平野千果子著『人種主義の歴史』岩波新書、2022年

・10:00~10:10 趣旨説明・書籍紹介

・10:10~10:40 磯部 裕幸(中央大学)近代ドイツ・アフリカ植民地研究から

・10:40~11:10 高橋 秀寿(立命館大学)ナチ・ドイツ、ホロコースト研究から


<休憩時間20分>


・11:30~11:45 平野千果子武蔵大学)著者からのリプライ

・11:45~12:15 質疑応答


エクスカーション:神戸と世界史をたずねる

・昼食 13:00~13:40

・神戸ジューコム跡地見学 14:00~15:00

・北野異人館街見学(予定)15:00~16:00


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第32回西日本ドイツ現代史学会幹事
北村 厚
神戸学院大学人文学部

連絡先(☆を@に変換):kitamura☆human.kobegakuin.ac.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

公開シンポジウム・九州歴史科学研究会2022年9月例会「中・東欧史から世界史を考える:「王のいる共和政」からポスト社会主義へ」

【日時・会場】

日時:2022年9月3日(土)13時00分〜17時30分

会場:福岡大学A棟2階A202教室/オンライン(Zoom) 

 

【報告】

13時00分〜13時10分 

趣旨説明

 

13時10分〜14時00分 

中澤達哉(早稲田大学)「「王のいる共和政」から「王のいない共和政」へ:立憲君主政と民主共和政をめぐる19-20世紀史への展望」

 

14時00分〜14時50分

福元健之(福岡大学

「1918年ポーランドの独立をめぐる諸問題:ジェチポスポリタ(共和国)の革命?」

 

14時50分〜15時40分

神原ゆうこ(北九州市立大学

「ポスト社会主義と「東/西」の境界:現在の民主主義の多義性を手掛かりとして」

 

15時40分〜16時00分

休憩

 

16時00分〜17時30分

総合討論

 

【参加方法】

参加登録:下記URLから必要事項を記入してください。

https://forms.gle/Ta7C2ntqgHLqRUFP9

参加費無料・要参加登録で、どなたでも参加可能です。参加登録の際は、対面参加かオンライン参加かをご選択ください。なお、対面参加を選択された場合でも、登録いただいたメールアドレスに会議室URLを前日までにお送りいたします。

登録締切:2022年9月1日(木)まで

 

【後援】

2020-2024年度日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究C) 「「市民的理性」の動態についての人類学的研究:中東欧のポピュリズムのフィールドから」(代表・神原ゆうこ)

2021-2025年度日本学術振興会科学研究費補助金(若手研究)「世界史の中の福岡・久留米俘虜収容所:ドイツ兵をめぐるグローカル・ヒストリーの構築」(代表・今井宏昌)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





シンポジウム「ホロコースト・空襲・公民権運動:マリオン・イングラムの経験と記憶をめぐって」(最終更新:2022年4月17日)

 九州西洋史学会では、2022年度春季大会を、以下の要領で開催いたします。

 今回は、九州歴史科学研究会との共催で、「ホロコースト・空襲・公民権運動:マリオン・イングラムの経験と記憶をめぐって」と題するシンポジウムとして開催されます。

 先ごろ翻訳刊行された、ホロコースト生還者であるマリオン・イングラム氏の著書『戦渦の中で:ホロコースト生還者による苦難と希望の物語』と『平和の下で:ホロコースト生還者によるアメリカの公民権のための闘い』(ともに小鳥遊書房、2020年11月)をもとに、戦前ドイツにおける空襲やホロコーストの経験・記憶が、文字通りトランスナショナルな形で戦後アメリカの公民権運動につながる問題を、各分野の専門家をお招きして検討いたします。

 
 なお、シンポジウムに先立ち、学会総会を開催します。学会誌とともに事前にお送りする総会資料をもとに、新しい学会運営体制、新年度の活動方針・予算等をご審議いただく予定です。
 

日程:2022年4月30日(土)13時00分〜17時30分

会場:九州大学西新プラザ大会議室およびZoomオンラインのハイブリッド

会場:Zoomオンライン

 福岡県内における新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)の感染者数が依然高止まりにあることを鑑み、このたび全面オンライン開催へと移行することとなりました。

 皆さまと春の博多でお会いできないのは誠に残念ではありますが、感染対策を第一に考え、このような結論に至りました。ご理解いただけますと幸甚です。

 なお、すでに参加申込いただいた方々には改めて登録いただく必要はございません。過去に対面で登録いただいた方にも、当日までにZoomのURLをお送りします。

 

総会:13時00分〜13時30分

※ 会員限定の総会については、別途会員の皆様にご連絡します。

 

シンポジウム:14時00分〜17時30分 

ホロコースト・空襲・公民権運動:マリオン・イングラムの経験と記憶をめぐって」
 

 14時00分〜14時10分 今井宏昌(九州大学
  「趣旨説明」

 14時10分〜14時50分 北美幸(北九州市立大学
  「アメリカ・ユダヤ人と公民権運動:結節点としてのホロコースト

 14時50分〜15時30分 柳原伸洋(東京女子大学
  「ハンブルク空襲とナチ強制収容所:殺害方法の転換による「個の破壊」とその記憶」

 15時30分〜16時10分 石黒安里(同志社大学
  「アメリカ・ユダヤ人の信仰と社会への参与:Tikkun Olamの現代的展開(「世界の修復」から「社会的正義」へ)」 

 

 16時10分〜16時25分 休憩 

 

 16時25分~17時30分 総合討論

 

【参加登録】

 九州西洋史学会2022年度春季大会シンポジウム【2022年4月30日(土)】への参加をご希望の方は、以下のリンクから。2022年4月27日(水)までに参加登録をお願い申し上げます。

https://forms.gle/XesVXEZ7cr5PtqQB6

※ 参加登録をいただいた参加希望者には、開催前日までに、Zoomのリンクをお送りする予定としております(レジュメのデータも同時に送付予定)。

 

【事務局】

九州西洋史学会事務局

E-mail: kyushu.seiyoshigakkai@gmail.com(☆を@に変換してください)

http://www2.lit.kyushu-u.ac.jp/~his_west/westernhistory_home.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第31回西日本ドイツ現代史学会のご案内(最終更新:2022年3月26日)

 第31回西日本ドイツ現代史学会を、下記の要領にて開催いたします。

 現在、福岡県内でも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が拡大しており、福岡コロナ特別警報が発動されている関係から、本会の開催形態につきましては、開催2週間前に改めてお知らせします。

 福岡県では2022年3月7日(月)に、まん延防止等重点措置が解除されました。ただ、依然として1日の感染者数が3,000人近くにのぼり、また4月7日(木)まで「感染再拡大防止対策期間」が続く予定です。

 この間、なんとか対面でも開催できないか検討して参りましたが、今回の開催校である九州大学でも行動制限が緩和されないことがわかりましたので、本会を全面オンラインにて開催することを決定いたしました。

 皆さまと春の博多でお会いできないのは誠に残念ではありますが、感染対策を第一に考え、このような結論に至りました。ご理解いただけますと幸甚です。

 なお、すでに参加申込いただいた方々には改めて登録いただく必要はございません。過去に対面で登録いただいた方にも、当日までにZoomのURLをお送りします。

 

【日時・場所】

日時:2022年3月27日(日)〜28日(月)

場所:オンライン(Zoomを利用)

 

【参加費】

 無 料

 

第1日目:3月27日(日)

個別報告(13:00~16:05)

1.松口優花(九州大学・院)

 「ドイツ「同性愛者」と第一次世界大戦 ―雑誌『友情(Die Freundschaft)』の分析を通じて―」

 司会:星乃治彦(福岡大学名誉教授)

 

2.坂本隼人(九州大学・院)

 「「対独協力者」の自己意識と他者認識 ―第二次世界大戦期フランス人義勇兵の回想録から―」

 司会:今井宏昌(九州大学

 

3.伍 鳳祥(岡山大学・院)

 「マイジンガーの上海ユダヤ難民指定地域への関与をめぐって」 

 司会:飯田洋介(駒澤大学

 

4.狐塚祐矢(東京大学・院)

 「ドイツ社会民主党の対スペイン政策 ―1970年代の反体制派への対応を中心に―」

 司会:河合信晴(広島大学

 

小シンポジウム(16:15~18:15)

「ドイツ近現代史のひらき方 ―「一国史」の枠を超えて―」

趣旨説明:今井宏昌(九州大学

 

報告1:北村 厚(神戸学院大学

 「グローバル・ヒストリーの観点からドイツ現代史をひらく」

 

報告2:飯田洋介(駒澤大学

 「「海」から見たドイツ統一戦争 ―グローバルの観点からドイツ近代史をひらく―」

 

報告3:衣笠太朗(秀明大学

 「ドイツ=中東欧「境界地域」研究のひらき方 ―キャリア形成の一事例―」

 

自由討論

 

第2日目:3月28日(月)

合評会(9:00〜12:00)

「原田昌博『政治的暴力の共和国 ―ワイマル時代における街頭・酒場とナチズム―』(名古屋大学出版会、2021年)をめぐって」

趣旨説明:今井宏昌(九州大学

コメント1:今井宏昌(九州大学

コメント2:石田 憲(千葉大学

コメント3:藤野裕子早稲田大学

リプライ:原田昌博(鳴門教育大学

自由討論

 

【参加申込】

 参加ご希望の方は、以下のフォームに 2022年3月21日(月・祝)まで に入力をお願いします。

 おかげさまで90名以上の方々からお申し込みをいただきましたので、Zoomの契約をアップグレードし、300名まで対応可能となりました。

 これにともない、フォームの受付締切を前日となる2022年3月26日(土)まで延長します。参加ご予定でご登録がお済みでない方は、奮ってご登録ください。記入いただいたメールアドレスにZoomURLをお送りいたします。

forms.gle

 

【宿泊のご案内】

 対面参加の場合、宿泊施設のご予約や全面オンライン開催となった場合のキャンセル等は、恐れ入りますが各自でお願いいたします。各自会場までのアクセスを考えると、天神周辺のホテルが便利です。

 

【事務局】

連絡先:今井宏昌(九州大学

imai☆lit.kyushu-u.ac.jp(☆を@に変換してください)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第30回西日本ドイツ現代史学会のご案内

第30回西日本ドイツ現代史学会のご案内

第30回西日本ドイツ現代史学会を、下記の要領で開催いたします。年度末の慌ただしい時期ではありますが、奮ってご参加くださいますよう、お願い申し上げます。

 

【日時・場所】

 日時:2021年3月29日(月)・30日(火)
 場所:諸般の事情を考慮しまして、Zoomでの開催となります。

 
【参加方法】

 下記参加フォームにアクセスし、必要事項を入力して送信してください。

 参加フォーム:第30回西日本ドイツ現代史学会参加申し込み

 

【参加費】

 無料

 

【大会プログラム】

1日目:3月29日(月) 

総会(12:30~)

小シンポ(13:00~15:00)「東ドイツ通史の現状と課題:日本で東ドイツを語る意義とは ウルリヒ・メーラート(伊豆田俊輔訳)『東ドイツ史―1945~1990』(白水社、2019年)、河合信晴『物語 東ドイツの歴史―分断国家の挑戦と挫折』(中央公論新社、2020年)によせて」

 司会:今井宏昌(九州大学

 登壇:星乃治彦(福岡大学)50分(13:00~13:50)

    伊豆田俊輔(獨協大学)20分(13:50~14:10)

    河合信晴(広島大学)20分(14:10~14:30)

 自由討論 30分(14:30~15:00)


<休憩:10分> 

 

個別報告15:10〜17:40

 司会:飯田洋介(岡山大学

 報告1:大谷実(同志社大学)「戦後西ドイツ社会とシンティ・ロマ」

  発表:35分/質疑:15分(15:10~16:00)

 報告2:小野竜史(神奈川大学・非)「西ドイツ・カトリックの「民主化」を遅らせた68年運動?ー兵役拒否問題にみる運動のアンビヴァレントな影響ー

  発表:35分/質疑:15分(16:00~16:50)

 報告3:長田浩彰(広島大学)「1930年代のパレスチナにおけるドイツ・ユダヤ人社会ーエゴ・ドキュメントを中心にー(仮)」 

  発表:35分/質疑:15分(16:50~17:40)

  

2日目 3月30日(火) 

合評会(09:3012:00)「熊野直樹『麻薬の世紀』(東京大学出版会2020年)をめぐって」

 司会:北村厚(神戸学院大学

 評者:浅田進史(駒澤大学)「ドイツ史の側から」40分(09:30~10:10)

    中村江里(広島大学)「日本史の側から」40分(10:10~10:50)

<休憩:10分>

 リプライ:熊野直樹(九州大学)30分(11:00~11:30)

 自由討論 30分(11:30~12:00)

 

 

【事務局】

 河合信晴(広島大学

 nokawai☆hiroshima-u.ac.jp(☆を@に変換してください)

 

 

東ドイツ史1945-1990

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東ドイツの興亡

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エゴ・ドキュメントの歴史学

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  • 発売日: 2020/03/31
  • メディア: 単行本
 

 

 

麻薬の世紀: ドイツと東アジア 一八九八-一九五〇

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  • 作者:熊野 直樹
  • 発売日: 2020/03/16
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戦争とトラウマ

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